The World championships Freestyle Skateboard contest 2018

11月3-4日で開催されたフリースタイルスケートボード世界選手権2018

実に、2009年に日本で開催してから9年ぶりの国際コンテスト。

場所はイオン越谷レイクタウンKAZE。床にグラフィックの演出を加え、

グリップも良く滑りやすい。*設営ありがとうございました!!

3日に世界選手権、4日にトーナメントとWFSAオフィシャルコンテストと

JFSAのKING OF FREESTYLE SKATEBOARDの2つのコンテストを導入。

会場の借りれる時間も決まっていたため31名でのスケジュール。

ショッピングモールで行うイベントはパンパンのスケジュールで

毎回MC上田豪殿のスーパートーク術で上手くやってきた。

今回も上田豪殿にお任せでスタートした。


〇3日ワールドチャンピオンシップス2018

海外から14名のフリースタイラーと国内は選考会から上がって来た

シニア、ガールズ・アマチュアと

JFSAのプロ登録ライダーを合わせ、31名での開催。

世界選手権の競技者リスト | フリースタイルスケートボードコンテスト

スウェーデン、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、マレーシア、オーストラリア

そして日本の8か国。

2009年に開催した時よりも海外からの参加が非常に多くなった。

毎年全日本選手権開催時もなぜか海外から沢山来てるのですがね。

WFSAオフィシャルではあるが、シニアクラス、ガールズクラスは本来公認ではない。

しかし一般のお客さんが観て頂ける貴重な場なので、色々な人に出場してもらった方がより

スケートボードに興味を持って頂けるかと思いクラスを増設した。


◇シニアクラス&ガールズクラス

シニア3名ガールズ3名の6名。

シニアクラスにはスェーデンから来日したEric Schader55歳、日本は村川大介47、野田哲治47が参加。

*写真左:エリック ハーフキャブ バターフリップ

*右:村川 ジムナスティックプラント

*下:野田 50-50キャスパー

3人ともオッサンらしくない生き生きとした動きで買い物のお客さんの足を止めていた。

ガールズクラスは日本人3名、先月行った全日本のガールズ上位3名が会場に華をそえた。

石田コトリ 50-50サランラップ

三井琉花 F/Sレイル B/Sレイルフリップ

長久優里 ココナッツウィリー

シニア:優勝(中)村川大介 2位(左)野田哲治 3位(右)Eric Schader

ガールズ:優勝(中)三井琉花、2位(右)長久優里、3位(左)石田コトリ


◇アマチュアクラス

世界選手権となると、やはりアマチュアは海外からわざわざ来ないだろうと思っていたが、

カナダ、マレーシア、アメリカ、オーストラリアと海外組5名と全日本アマチュアTOP4の9名。

特にオーストラリアのJosh Dunstone20歳のパフォーマンスで会場がヒートアップ。

F/Sレイル ワンハンドフリップ

物語も見えていて、言葉で言うには難しいが、「情熱的な恋」的な(笑)

シルクドソレイユと劇団四季が合わさった短編ミュージカルを見ているようだった。

本人も気持ちよさそうにショッピングモールから溢れる拍手に酔いしれていた。

2位に父に藤井雅博を持つ藤井裕大12歳。

来季よりプロ認定確定した彼の滑りは本当に綺麗な滑り。

ココナッツウィリーメロングラブ

見事優勝したのは若干9歳の川崎柚季。

トリックの偏りはあるが、独創的なトリックでミスをしない。

50-50スラップバック

軽い体重を利点としたトリックが多く、大人には真似出来ませんね。お見事。

左から優勝、川崎柚季、2位藤井裕大、3位Josh Dunstone、4位山口浩平、5位長尾一慧


◇プロフェッショナル

世界ランキングがつく列記とした18年続く世界選手権。

アメリカ:Dan Garb,Mike Osterman,Michael Sterling,

スウェーデン:Stefan Akesson、Felix Jonson

ドイツ:Guenter Mokulys、 イギリス:Tony Gale、Joe Moore

他日本人プロ8人合わせて16名

さすが海外勢の滑りは凄い。

特に初来日のTony GaleMike Ostermanの滑りには注目だ。

それとインスタ同様Joe Mooreのスケボーの遊び方は異常だった。

Joe Moore ビガーWフリップtoマニアル

日本人プロは私を含め、年齢がちょっと高めが多いが(笑)

海外勢TOPに食い込むのは若いプロに任せたいところだ。

Tony Xフットノーズマニアル

ハイトリックオリジナルトリックで攻め続けたTony Gale。

Tonyフリースタイルトレ

トリック難易度はほとんどにオリジナルポイントが加算され見事に2位。

優勝は日本フリースタイラーの中で今一番人気のあるMike Osterman。

彼の滑りはと言うより乗り方がヤバイ。

足の運び方、身体の使い方が異常に綺麗、なめらか。

30年以上スケートを続けている私も鳥肌が立つほど、ほとんどお目にかかれない動き。

会場はものすごい声援と拍手で溢れた。

優勝(中)Mike Osterman 2位(左)Tony Gale 3位(右)Stefan Akesson


◇スピンオフ

全員強制参加のスピンコンテスト。

ジャッジ、MCも毎回強制的にやらせている(笑)

スピン優勝はドイツから来日Guenter Mokulys。

記録18回転

ベストトリックはオーストラリアのJosh Dunstone

このトリックは初めて見た。

F/Sレイルスタンド ノーリー ダブルドルフィン フリップ

*レイルスタンドから縦にドルフィンフリップの360


翌日4日のトーナメント出場条件として、クラス分けなしで

ポイント高い順、上位16名まで出場可能としていた。

結果はこれだ。

始まる前に予想していたのと違っていて、おもしろい結果と残念な結果となった。

アマチュアに関しては日本人全員が入り予想通り。

面白いことにガールズから三井琉花ちゃんが滑り込んだ。

そして残念なことに日本人プロは選手引退をしたい3人の

日本人おじさんプロだけが残ってしまった(汗)

これだから毎年困る。プロの中で負けるのなら辞めるつもりでいたがこれだと・・・。

日本人若手プロ頼みますよ!!

結果は結果なので、トーナメント出場者16名が決定した。


ムラサキスポーツ ファーストチャレンジ

運営スタッフの休憩時間を利用してムラサキスポーツ スケートボード体験会を

開催した。沢山のお客さんが体験してくれた。

新しいスケーターが沢山誕生すれば最高ですね!!


4日開催トーナメントへ つづく。