10月13日(土曜日)曇り 強風警報

JFSAの始まりの地、数年ぶりのうみかぜ公園での青空開催。

と思いきや。うみかぜ公園の打ちつける波の塩水と強風に洗礼を受け、

開催予定だった海側から駐車場側へ場所を変え開催。それでもテントは設置出来ず、

風を浴びながらコンテストを開催した。

JFSA特有の、7歳~56歳までのフリースタイルスケーターが全国から集結。

山形~広島と本当にありがたい軽いフットワーク。フリースタイルだけに。

空の下開催と言うこともあり、今回特設したビギナークラスを追加した全4クラスでの開催。

今回の開催目的は11月3-4日に越谷レイクタウンで開催する「世界選手権2018」の出場資格

選考会も兼ねての開催を決行。

世界選手権の話はまた後日するとして。

数名欠席者が出たものの33名も参加者がいれば凄いことだ。

日本が世界で一番フリースタイル人口が多いと言われ、協会旗揚げ18年目を迎え感無量である。

 

〇ビギナークラス

ビギナークラスはスケボー始めて間もない人、大会初めての人が参加。

ビギナークラスの告知が遅れたこともあり、

3名しかエントリーはなかったが、出来ることを一生懸命見せてくれたことに感動。

優勝は綺麗な滑りと面を大きく使い小さい身体で大きく滑った三井一花ちゃん8歳

一花ちゃんのお姉ちゃんは昨年の全日本ガールズクラスで優勝している。

姉妹そろって体幹がパネー。

左:大場 翔太郎 中:優勝三井一花 右:大場 丈太郎

〇シニアクラス

油まみれのオジサンクラス。私もココに入る権利はあるでしょう。

40歳オーバーの働くオジサンが止まりそうな心臓と闘いながら滑る姿はまさに漢!!

優勝は年齢47歳整骨院を経営する村川大介。

2連覇達成。

優勝:村川大介(中)2:位野田哲治(右)3位:高垣祐一(左)

村川大介と野田哲治は世界戦のキップを手にした。

 

〇ガールズクラス

増えましたね~~女子フリースタイル。8名も参加してくれました。

男子と違い、みんなトリックよりもアート、コンポジを重視に置き綺麗な乗り方をする。

スピンで〆的な、まさにこれがフリースタイルだ。と感じる。

そんな中見事優勝を手にしたのは若干12歳三井琉花。

昨年も優勝したが、そうとう練習をしたのでしょうね。

出来ないだろうと思って、私が教えたバックワードスペースウォークをマスターしてたことにびっくり。

恐らく世界で出来た女子は初めてだろう。

優勝:三井琉花(中) 2位:長久優里(左) 3位:石田コトリ(右)

上位3名世界選手権行き決定。

 

〇アマチュアクラス

トリックの難易度が年々あがり、技術面ではもうプロ以上の実力者だらけ。

非常に面白い戦いが繰り広げられた。

自然の猛威、風に邪魔されるもの、味方につける者、こればかりは運任せな部分。

それでも実力ある者は上位に入る。見事優勝したのは藤井裕大。

父は藤井雅博を持つサラブレット。父ちゃんの若いころに似てきた部分が多々見られた(笑)

足の運びが特にプロ並み。ビデオトリックを普通に大会に出してメイクするほど。

メンタルも凄いね。

全体的な流れトリックのバランスは良く見えたが、メリハリ、スピードの強弱がまだ

少しもの足りなく感じたのが正直なところ。それにしてもウマイ。点数は圧勝。

優勝:藤井裕大 2位:長尾一慧 3位:山口浩平

アマチュア上位3名世界選手権出場

リザルト2018アマ~ビギナ

〇スピンコンテスト

強制的に全員参加のスピンコンテスト。

どんなに上手でもスピン出来なきゃフリースタイルじゃぁないでしょ(笑)

フィギュアスケートでスピンやらなかったら0点だよ。

記録:6回転 中田由敬

 

表彰式が終わり、翌日のプロトーナメントを開催発表をしようと翌日の天気予報を見たら

午前中が雨予報だったため、一週間の延期を発表した。

プロテーナメントは後日更新。

 

〇個人感想

年々歳を重ね、小さかった少年は青年になり、青年は大人になり、協会立ち上げ当時に出場していた人はもう出場しなくなり、

新たなフリースタイルスケーターが参加し時代が毎年変わっていく。

ジャッジの仕組みのせいなのか、レベルのせいなのか? ほとんどの人が同じトリックを入れ点数を稼ぎに来る。

個性のないルーティン、トリックが多すぎな感じだったのが正直なところ。

MCやりながら同じトリック名を連呼している私。

が、しかし、トリックの難易度は上がっているのは事実。

再度、ジャッジシステム、ジャッジをする人と話し合い見直す必要があると感じた。

もっともっとエンターテイメント的な見ていて楽しく格好良いフリースタイルスケートシーンになってほしい。

ここまで来たら欲が出る。

JFSA代表:鈴木茂一