こんにちは。
2023年度のフリースタイルスケートボードコンテスト開幕戦が埼玉県の羽生市で行われました。
なぜここで?という事を少し紹介させて頂きます。

こちらのイオンモール羽生のゼネラルマネージャーNさんの粋な計らいです。

スケートボードブームといえども、まだまだマイナーな“フリースタイルスケートボード”のコンテスト開催の場所を貸与いただく事が、とても難しい状況です。

少し時を戻します・・
遡ること10年程前、書いている私がまだ東京に転勤時代の事です。

越谷レイクタウンのイオンモールで当時コンテスト開催時に、たまたまこの“Nさん”
親子がコンテストを観戦頂き興味を持っていただいたのがきっかけです。

そして、当時担当のイオンモールつくばでのコンテスト開催(これは別主催での開催でしたが)

なにより嬉しかったのがNさんが親子でフリースタイルスケートを始めて頂いたこともすごく大きかったですね。

今はスケートNGなスポットの大慶園ですが、週末はほぼここにいるんじゃ?とよく通って頂き、今をときめくイッケイやユータと仲良くワイワイとスケボー以外でも一緒によく遊んでいた事を今でも鮮明に覚えています。


※さて、どれが誰でしょう

それから、私も大阪に戻ることが決まった同じ時期、なんとNさんは海外に転勤辞令が下っていました。
時を経て何度かSkypeなどを経由して元気な姿を拝見していましたが・・・・

会うといつも、戻ったら必ずやるからね!!とお声がけを頂いておりました。
そして、Nさんが2022年の越谷レイクタウンのコンテスト時に日本に戻ってきてご挨拶頂いて・・

まさに、時は熟した!という感じでしょうか。
来年の第1戦目はうちでやりましょう!と心強い言葉をもらい開催に向けて一気にコンテスト開催への路が進みました。
Nさんをはじめいつもお世話になっているイベント会社のスタッフ様には今回も一方ならぬ尽力をいただきました。
感謝感激ですね・・本当にありがとうございました。

アマチュアクラス

今回のクラスは、2クラスのみ。
プロフェッショナルクラス以外の滑走者は全員アマチュアクラス参戦となりスキル差も若干否めない結果となりました。

今回コンテスト参加は2度目の後藤選手


前回よりは自分の思った通り滑れたでしょうか?

新横浜ローカルの河岸選手


キックバックが惜しかった!次回もよろしくお願いします。

恒例参加となりました皆川親子(母と兄弟)


母:Erizo

taiga
兄:Tata


弟:Eita

みんなちょっと緊張が出たような感じがしましたが・・・
次回もよろしくお願いします。

産後復帰のジュン・・


子育てとママとスケートと三つ巴で参加
ありがとうございます。

佐野選手


最後50キャスパーをメイクした後のドヤ顔が忘れられません(笑)

独特なスケートスタイル父ちゃんと個性派な親子コンビ


寺川親子、次回もよろしくお願いします。
私的に2人の居酒屋バックみたいな家でしょうか、モニター投影の写真も個性的で⤴⤴⤴

リリスに次ぐ親日家のAzzam!
滑っているときの笑顔と誠実さは日本人以上!!


楽しそうにコンテストに参加して頂いて・・順位も大事だけど、みんなと滑れる
会話できるのが楽しくて日本に来てるよ!と最高のコメントを残してくれました。

ブラジル系の純はとてもクール!


カッコイイスタイルでの滑走はプロをも魅了します。
キックフリップ~マニュアルからのショーヴィットは次回の宿題!

惜しくも入賞を逃した皆さんの課題はやはりメイク率でしょうか・・・
トリックレベルをもう少し下げて確実に緊張やコンパネの路面でもメイクできれば
だれもが入賞射程距離だったように思います。

次回もよろしくお願いします。

6位入賞:花歩ちゃん

難しいトリックはできずとも、構成と芸術ポイントできっちり稼いで
MC豪ちゃん2度ハートを撃ち抜かれて堂々の入賞は立派!!
ああいうジャッジ前でアピールも大事です!

5位入賞:野田さん

てつじさん、のだてつさんと関西のおっさんの中では“神”と崇められる
脅威の50代での入賞はおっさんに勇気を与えました(僕たちジャッジ3人も含めて)
滑走中、後ろの運動部?応援団?はたまた格闘技のセコンドのヤジか?という位
おっさんの熱い掛け声を率いて堂々の入賞!
ちなみに後方で吠えていた、おっさん達は次回強制参加です(笑)
私の独断と偏見でマスターズクラスやります(笑)

4位入賞:小松母ちゃん

親子での参加。もうコメントできないくらいのダフィーのすばらしさをアピールし
堂々の入賞。演技を動画でなく実際の生ですばらしさを見てもらいたい!と
個人的には思うところ・・おめでとうございます。

3位入賞:珠優くん

ローカルでいつも一緒に滑っていました。
正月明けてから、私の口癖はルーティン練習やれ!とスパルタ一色!!
目を離すとすぐに“もう無理、疲れた”と逃げ出すムードメーカー的な存在で・・
あぁ、いまどきな子供はこんなもんかな?と思っていましたが・・

今できる事を最大限パフォーマンス、2回目はミスってしまいましたが、一緒に
何度も練習したキャスパーをメイクした時は涙腺が緩みました。
おっちゃんのいう事聞いて良かったやろ!次からはもっと言う事聞いて!
おめでとう!

2位入賞:美智ちゃん

ダイナミックさ(美智ism)が出てきました。彼女も夏冬と前述の母の帰郷と一緒に帰阪し滑るのですが・・高難易度トリックをサラッとメイクしちゃいます。
何をさせてもデッキが自分の下で廻っている印象ですが・・
少しミスってしまいました。
惜しいですが堂々の2位入賞は立派。おめでとう!

優勝:早川 奏太

ミスが少なく、考え抜かれたトリックチョイス、構成と音楽との調和などバランスよくポイントを
稼いで約30ポイント差は圧巻の優勝でした。

奏太とジュンちゃんを足して2で割ったようなかわいさの息子と、仕事(稼ぐ)
大変だけど楽しみながら、フリースタイルスケートを続けてほしいです。
彼の滑りは正統派フリースタイルですね。
おめでとう!

rank Name 1st Run 2nd Run BestPoint
1 早川 奏太
Kanata Hayakawa
187 169 187
2 小松 美智
Misato Komatsu
147 158 158
3 守田 珠優
Syu Morita
140 152 152
4 小松 仁美 150 150 150
5 野田 哲治 142 135 142
6 小早川 花歩 137 140 140
7 小森 純 109 129 129
8 Azzam  Syafiq 120 107 120
9 皆川 恵吏 93 106 106
10 寺川 波輝 105 95 105
11 寺川 徹 100 103 103
12 佐野 優樹 89 93 93
13 早川 梨沙 92 75 92
14 皆川 瑛太 62 70 70
15 河岸 駿 63 69 69
16 皆川 大河 69 61 69
17 後藤 優也 67 59 67

プロクラス

久しぶりにMC“上田豪”を迎え最高に盛上げます。

そして協賛いただいた元フリースタイラーのカスタムトラック平沼さんも同意でしたが、もうレベルが自分たちの
時と違い過ぎる・・毎回滑りが過去最高のコンテストにアップデートされるプロクラス・・・

ジャッジ陣3人も何もしていないのですが(いつもならコンパネひっくり返したり・・体力的にも多少動く)ジャッジしているだけで頭がフル回転なのでしょうか。
2トライ終わったらもう燃え尽きてました・・

世界大会でやっても上位はほぼ日本人だろうなと思うほど世界最高峰の接戦でした。
ほんとは酒片手に気軽に見たいもんですが(笑)

大場兄弟


Shotaro


Jotaro

前回の優勝者Jotaroが、まさかのという事態となってしまいました。
弟のShotaroも、高難易度を狙い過ぎたのか、はたまたプレッシャーにやられたのか・・
2人ともミスを連発してしまい惜しくも涙を飲む悔しい結果に・・
大丈夫です、まだ1戦目ですので次回で上位のみんなに借りを返しましょう!

洸太


若手に負けず劣らず滑りはその中でも光ってましたが・・若干ミスが目立ちこちらも
悔しい結果に・・
まだまだ動ける30代!この世代に次回も頑張って頂きたいです!

浩平ちゃん

漫画からでてきたような美男子(イマドキの)instagram,tiktokで進化系フリースタイルの
How toなどの動画を発信してます!
ファッションや滑るスタイルがとにかくカッコよかった!
アート担当として、ミスると減点になるのですが、コンパネに慣れて来た2回目のランが
浩平ismを体現して高ポイント!惜しくもミスが目立ちましたが・・こちらも次回に期待です。

イッケイ


持ち味のスピードとダイナミックさは彼を差し置いて右に出るプロは今後も出ないのじゃないか?
と思うほどですね。滑走エリアが毎度申し訳なく彼には狭すぎで・・
コンテストなのでパーフェクトランがもちろん望まれるのですが、イッケイはコンテスト会場を魅了する演技をしてくれます。
そのジャンプ力を少し分けてほしい(笑)

リュウト


今季初プロ挑戦ですが、物怖じせずに堂々のリュウトismを披露し堂々の順位!
良くルーティンの練習をしてきたのが伺えました。
ウォーキングで魅せてくれてたのですが、細かい足付きが無くなれば更なる上位も見えたコンテストではないでしょうか。
独創的な滑りを極めて次回に期待ですね! ナイスランでした!

隆哉

こちらもプレッシャーにやられた感?関西からのアウェイにやられたかな・・・
良いものを持ってるし1つ1つのトリックの完成度はトップクラスです・・
すべりもキレイだし・・
個人的にはキャスパースピンをメイクが見たかった。最初のガゼルショービットで、
ルーティンが狂ったかな。こちらも悔しい思いを残しましたが、今年はまだシーズン前!
次回コンテストでリベンジしましょう。

一之芯

重圧が圧し掛かかり、もう泣いてしまう寸前の顔で練習に入りだす・・それほどプロ戦に対して緊張しているのが
見て解り、声にも出てました(泣)
普段ならミスしないフィンガーブレーカーや、ちょっとしたミスが目立ってしまいました。
が・・初プロ参戦で4位は十分な順位で、3位とはたった5ポイント!
1戦目にしてもう上位も見えた?次回に期待です!

~ココから表彰台~

3位:ユータ


今回を最後に勉強に専念?するか謎ですが(笑)
滑走前にも“攻めるね!”でないとゆず季に勝てないから・・と
ココでも涙腺崩壊寸前・・・東京時代は親(兄)のいう事を全く聞かなくなった(笑)
いつしか“としくん、としくん”と何時も慕ってくれていました。

そんな彼の成長の一旦節目を見るのはなんだかとても辛く・・
フィンガーフリップ後にMC“豪ちゃん”から藤井トシアキを見た!とコールしてくれて
ついに崩壊・・・(笑)

覚えているのは50キャスキャスを2回パーフェクトにメイクした事。
あれもいつしかユータの得意トリックになって・・
コンテストでメイクできれば1人前だよ!と少年に言ったことを思い出しました。
そんなユータも高校生になり・・
トリックレベルは世界NO.1だった・・順位はともかくやり切った滑りがとても感慨深かったですね。
勉強しながら、またおじさんの相手もしてほしい・・
お疲れさまでした! 納得3位ではないだろうけど、おめでとう!

2位:樺衣ちゃん

最殊勝賞です。
持ち前の体幹を武器にすべてに於いて抜いてました。
プロ1戦目とは思えないほど貫禄のある滑りで、会場を魅了しましたし・・
Best pointでなければ・・・と思うと末恐ろしいですね。
ローカルで一緒に滑っていてもルーティンの練習は一切見せずに・・
個人的に内心ハラハラしていたのですが、1本目の20秒辺りのウォーキングを見て
その不安も一気に払拭されました。
素晴らしいランでした。おめでとう!!

※作ってもらったチョコケーキは無残にも次女が食べてしまったのでまた来年もください(泣)

優勝:柚季

1本目は王者の貫禄を魅せつけるような滑りで堂々の優勝。

昨年のリベンジを有言実行で2位とのポイントは約20ポイント差。
オリジナルあふれるトリックチョイス、緩急をつけるウォーキングを取り入れる等
多才な内容の詰まった秀逸なルーティンでした。
2ndランのプレッシャーフリップからのバックワードスペースウォークで目線を入れる!
を失敗したところから崩れてしまいましたが
ご愛敬かな・・
2023年度 1st stage チャンピオンおめでとう。
懲りず精進し磨いて、そして一緒に戦った仲間と切磋琢磨して盛り上げて頂きたいと思います。

rank Name 1st Run 2nd Run BestPoint
1 川﨑 柚季
Yuzuki Kawasaki
248 187 248
2 田辺 樺衣
Kai Tanabe
226 229 229
3 藤井 裕大
Yuta Fujii
217 167 217
4 鈴木 一之芯
Ichinoshin Suzuki
207 212 212
5 佐藤 隆哉
Takaya Sato
154 198 198
6 東海林 隆翔
Ryuto Toukairin
171 189 189
7 長尾 一慧
Ikkei Nagao
182 188 188
8 山口 浩平
Kohei Yamaguchi
132 187 187
9 大場 翔太郎
Shotaro Oba
183 177 183
10 澤木 洸太
Kota Sawaki
179 167 179
11 大場 丈太郎
Jotaro Oba
160 169 169

最後に

参加人数は28名とやや少なめでしたが、
(体調不良や棄権、また今回はクラスが2クラスのみの開催のため)
冒頭記述の通り、めちゃくちゃ盛り上がったコンテストとなりました。

今回も大きな事故や問題も発生せずに無事にすべての予定が終了しました。

参加頂きました選手の皆さん、そしてご協賛各社様、イオンモール羽生様、ムラサキ羽生店スタッフ様、後援の羽生市
ナイントーンスタッフ様、ご協力頂いた親御様、MC豪ちゃん

ありがとうございました。次回コンテスト開催時にも引き続きご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
(JFSAスタッフ一同より)

さて、コンテストを通して思ったことは、やはりまだまだルーティンでの練習が全体的に足らないな(プロ、アマを問わず)という印象です。

参加いただいた皆さんはほぼ全員が悔しい思いをしているはず(私も現役の時仕事が手につかない程だったのを今でも覚えています(笑))

次回は、やり切った!と納得のいく練習をして臨めば今回よりも必ず納得のいく順位になります!
というアドバイスを最後に今年度 1回目のコンテストレポートも終わり~

終了後は、バス→東武線→JR線→新幹線→JR線→阪急線→徒歩15分と5時間以上かけて帰って腰が爆発した(笑)
翌日、、週末滑ってないので滑ろうと思ったら、雨降ってきて布団と洗濯物濡れて怒られるし・・暫くは嫁の言う事聞きます(笑)

Written by T.F.
Photo:Yome.F./Megane/Kimirika